結婚祝いで『ヴーヴ・クリコ』は好まれない!?
名のある美味しいシャンパン『ヴーヴ・クリコ』
面白い話を見つけました。
『ヴーヴ・クリコ』はヴァーヴ=ニコル・クリコ夫人が名前の由来となっています。
1799年にフランソワ・クリコと結婚しますが、その4年後に
他界してしまったそうです。
夫の後を継いで夫人は3代目となり、クリコ家のシャンパン事業を支え
そこで誕生したのが『ヴーヴ・クリコ』だそうです。
何故結婚祝いに好まれないかは、この時点で明確ですが、
『ヴーヴ・クリコ』を直訳すると
『クリコ未亡人』となる為、縁起が悪いという事です。
美味しいのになんか勿体無いですね・・・
一方で、『モエ・エ・シャンドン』の起源は1743年。
モエ家が作っていました。
しばらくして業績が悪化し、1833年にジャン・レミー・モエが、
娘婿のピエール・ガブリエル・シャンドンと
息子のヴィクトール・モエに家督を譲り
社名が『モエ・エ・シャンドン』となりました。
2人の結婚がきっかけとなり、
『モエ・エ・シャンドン』には
モエ家とシャンドン家を結ぶリボンがデザインされています。(※諸説あり)
両家が力を合わせ、繁栄したシャンパンとして
結婚祝いや記念日にはピッタリの様です。
双方に歩みの異なるシャンパンですが、
どちらも美味しい事だけは共通しています。
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